---「取り戻せ、俺たちの青春を」---
※更新遅れました、知ってはいましたけど私、なかなか悪運の強い男のようで次から次へとトラブルがやって来る...!バイク旅行行く前日にバイク壊れるってどういうことだよ。
サバゲーを終えた我々は本村市街へと下った。
実は午前第1ゲーム中、台風の影響を鑑みて合宿を一日切り上げることを決定していた。
運航前日ではあったが幸運にも全員分の二等座席を確保することができたのは僥倖だった。
8月8日時点では、島を出発する8月11日ではかなり新島までの接近が見込まれ、船の出航は全く読めないという状況。8月9日に島に到着した時点でかなりの横揺れに遭い、多少ともゾっとしたのも事実である。
宿へ到着した時点で頭の中では切り上げしかないと感じていた。※仮に11日の大型客船が欠航になった場合、全員で新島を脱出できるのは15日-16日以降になることは確定だった、恐ろしい。
実際には当初の予報を大幅に下回る移動速度の台風であった、自然は読めない。
町へと降りた我々は、一日しかない
「夏」
を味わう
青春を感じる、非常に眩しい一枚、撮影者の才覚が輝る。
午後3時すぎ、水温・気温とも申し分ない。
何より、シーズン真っただ中でほぼプライベートビーチのように使える海水浴場は日本広しといえどもまずないだろう。
当初は島の反対側にある、羽伏浦海岸での海水浴を予定していた。しかし、外海に面し浅瀬の非常に少ない離島の性格上、台風が接近する中の海水浴は自殺行為。リベンジ課題だ。
※写真は6月
新島の最大の売りは抜群の透明度と最高の波だ。
80年代の新島はまさしく「リゾート」であった。部員の中でも新島に行くというとかつての新島を知る親御さんから懐かしがられたという話を聞いた。
現在ではかつての賑わいこそ嘘のようだが、その魅力は今も輝きを失ってはいない。
大学生の合宿には最適だろう、移動費込3万円前後で「夏」を買える場所はそう聞かない。
東京都内からは飛行機で45分・高速船で3時間・大型客船で8時間、自分はやはり風情のある大型客船か、冒険的な気分さえ味わえる飛行機をオススメしたい。
搭乗した日はジェット船が欠航になるほど荒れていたこともあり、なかなかにスリリング。
東京を低空で飛行する45分間の空の旅は非日常に溢れる。おススメしたい。
※写真は6月
海水浴を切り上げ、宿に戻る。出発は明日の朝だ。
沖縄などのリゾート地とは違い、時間はゆっくりと流れる。
愛すべき原付野郎の2人、白ヘルの彼はだるま屋ウィリー事件張りのウィリーを披露した。もちろん意図せずに・・・
島内のレンタル料金はおおよそ一日3000~4000円。狭い島なので原付でも不足はそこまで感じない(フィールドまでの山道は結構な修行になるが)。
夕飯は1日前倒ししてのBBQ、くさや汁を使った、「富八」さん自慢のタレで焼いた焼き物の数々は本当においしい、ビックリするくらいおいしい。
島の魚や野菜など、舌鼓を打つ。
テーブルの上の黄色い丸は「麦茶」である
皆が海水浴をしている間、防波堤で釣りをしていた彼。なんと見事に一匹釣り上げ、焼き物にして貰っていた。
本場のくさやも頂いた。失礼を覚悟で率直に書き表すと匂いは牛舎、味はうまみの凝縮された干物と言ったところだろうか。
臭い...→???→これは案外イケるといった具合で、本当にイケる。肴にはもってこいの一品。
ご主人謹製のもろきゅう(正確にはわからない)もこれまた格別、ほっぺが落ちる。
かくして夜は更けていく・・・
部屋では布団を突き合わせ、男子は風呂も数名ずつ、修学旅行気分だ。
翌朝、一同朝食を頂いた後、港へと向かう。
天候にはまだ台風の影響を感じられないが、すでに波は高い。
一見、そこまで揺れていないように見えるが...
...かなりの動揺。
排水量5000トンのさるびあ丸だが、揺れ方はまるで小舟だ。
しかし、東海汽船とてプロ中のプロである。この波でもテキパキと接岸し、無事に乗船することができた。幸いにも、注文していた弁当はお昼ごはんとして持ち込むことができた、結果オーライ。
さらば、「夏」
新島出航後は、部員のほぼ全員が船内で爆睡していた、1泊でも盛り沢山の内容で皆疲れが溜まっていたのだろう。
往路とは異なり復路は日中となる、東京湾内の海上交通など見るべきものは多い。
東京に限らず、日本の玄関口にもなりつつある羽田国際空港。
ここまで帰ってくれば到着したも同然である。まだ台風の気配はない。
かくして解散。解散後リュックを丸ごと忘れていく輩もおり、最後までエアソフト部はエアソフト部である。
ちなみに東海汽船は13日まで何事もなく新島へ接岸・運航していた、無念。
だが、15日にはこの荒れ模様だ、台風は恐ろしい。
新島に接岸できず客船Uターン pic.twitter.com/PJlpVSp4uD
— DeltaForceSurf (@DELTA_JPN) August 14, 2019
お疲れ様でした!!
来年もOB枠で参加させてもらいたい、間違いない。
新島商工会 下井さん、民宿富八さん、小久保レンタカーさんにはとてもお世話になりました。1年越しのこの企画、本当にありがとうございました。また来年もお邪魔させていただきます。
合宿という計画が最初に出たのは2年前の2017年12月だったかと思います。理大祭の第1回目出店の後、結局のところ活動もそこまで出来ず(私の靭帯断裂もありますが)、サークルらしいこととは何だろうと考え、一番「らしい」ことが合宿でした。
エアソフト部は通常のサークルとは性質が違い、普段の定期的な練習というものがない都合上、サークル風土を作るため、イベントは自ずと規模が大きいものになります。その点、新島合宿は最高のイベントです。申し分ない。
昨年は台風の直撃により中止になりましたが、今年は開催にこぎつけ、他大学との合同・38人の仲間と「夏」を過ごすことができました。
後輩たちはこの合宿を受け継ぎ、エアソフト部の歴史を創って貰いたいですね。
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